養蜂体験について

自然菜園あかね空だからできる養蜂体験

自然菜園あかね空では、年間を通して様々なイベントを開催していますが、
その中でも特徴的なイベントが養蜂体験です。

本来、農薬や除草剤の影響があり一般的な畑で養蜂はできません。しかし当園では
ミツバチに悪影響を与える農薬などを使用しないため、嬉しいことにミツバチと畑の野菜が
共生する貴重な環境となっており、養蜂体験を通して、ミツバチの生態や大切さなどを伝えています。

ミツバチの働きについて

普段、何気なく買っているハチミツが何からできているか?

ハチミツがどんな風にできているか?

ミツバチがどんな働きをしているか?

みんな知っていますか? 
簡単なことに見えて、知らない事ってとても多いと思います。

でも、これって実はとても大事なことなんです。
というのも、近年、地球規模での気候変動はもちろん、都市開発による自然の減少
その他にも様々な要因でミツバチの生存環境は悪化してきています。

これが続くとどうなるのか?
ハチミツが食べられなくなる??
それだけではありません。

ミツバチは私たちの食糧のもととなる植物の受粉活動の多くを担っていて、万が一、
ミツバチが絶滅してしまうと、主となる食糧、100種の内、70種の食糧は生産できなくなるとも言われています。

普段、買い物をするお店から、それだけの食材がなくなった様子を想像してみてください。
ちょっと怖くないですか? 
とはいえ、いきなりそんなことにはならないとは思いますが、世界的に見るとミツバチというのは
それだけ重要であり、実際に、今も多くの研究がされている分野でもあります。

経済動物としてのミツバチ

また、よくある勘違いとしてミツバチは自然の生き物だというものです。
ミツバチは個人的にはとても可愛らしく、愛着もある生き物です。
ただ、犬や猫のようなペットではなく、牛、豚と同じ家畜に分類されるため、
日本では、人の手入れなく生き抜くことはできません。
そのため、時には命の選別などの非情な選択を強いられることもあります。

イベントではそこまで深く、お話しすることはありませんが、この点も
養蜂をする者としては、頭の隅に置いて頂ければ嬉しいと思っています。

とは言え、いきなりミツバチを好きになって優しくしようというのは、難しいので
まずは、本当に基本の「ミツバチはどんな生き物なのか」、「どんな役割があるのか」を
知ってもらえたらと思っています。